自分でするバイクのクラッチフルード交換
今回はバイクのクラッチフルード交換について
油圧式クラッチは時間とともに劣化が進み、エアを噛んでしまう恐れがある
もしエアを噛んでしまった場合、最悪クラッチが切れなくなってしまい走行不能状態になってしまう
主な原因としてはクラッチフルードの劣化、ゴムパッキン、マスターシリンダーやレリーズシリンダーからのオイル漏れが挙げられる
そんなトラブルを避けるためにも定期的な点検、クラッチフルードの交換が必要になってくる

「ドゥカティ MONSTER900」も油圧式クラッチを採用しているが、最低でも2年毎の交換を実施しておきたい
交換する前にブレーキフルード、メガネレンチ、スパナ、パーツクリーナー、内径4㎜のシリコンホース、ウエス、ペットボトル(クラッチフルードを抜く容器)を準備しておくことで容易に作業が行える
※クラッチフルードはないので、ブレーキフルード(DOT4)を使用する

まずマスターシリンダー周辺にフルードがこぼれても塗装を傷めないように、ウエスでしっかり保護しておく
※もしフルードがこぼれてしまったら錆など腐食の原因にもなるので、水で洗い流して対処する

レリーズシリンダーも汚れがひどい場合は取り外して清掃を行い、フルードの漏れを確認したら交換しておきたい
※モンスターに限らず、多くのドゥカティ車で共通しているトラブルなので注意が必要


ブレンボ純正のオイルを使用しているので、オイルを全部抜く作業から始める
ブリーダーを緩め、クラッチレバーを操作することでオイルを全部排出
マスターシリンダー内の汚れをウエスで拭き取り、新しいフルードを入れてエア抜きを行っていく
クラッチを握った状態で反時計回りにブリーダーを緩めることで、フルードが送り込まれて気泡が抜けるまで実施
注意点として気泡が出ている状態は、エア抜きが出来てなく不完全な状態
またクラッチを握って異様に軽かったり、いつもと違った感触があったなら再度点検整備を行うことが大事である
最後にブリーダー周辺を清掃し、マスターシリンダーにも既定油量を補充
作業自体も慣れてないと難しく感じるかもしれないが、安全に走らせるためにも定期的にメンテナンスしておきたい
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