家庭菜園で作る白菜の育て方
野菜の中でも最大級の重量を誇る白菜は味にクセがなく、愛されている家庭的な野菜。冬野菜を代表する白菜は鍋物料理、炒め物、漬物やサラダなど幅広く、料理の使い勝手が良いのもあり、日本人の食卓に馴染みの深い野菜にもなっている。
それでも初めて家庭菜園で育てるのは難しく感じるかもしれないが、種まきや植え付け時期、手入れをしっかりすれば、家庭菜園初心者でも十分育てることが出来るはず。

種まきと植え付け時期
ポットから育てる場合の種まき時期は、8月上旬~9月上旬に行うのが一般的。本葉が2~3枚になったら1回目の間引きを行い、本葉2枚の頃に1本立ちにする。そして本葉が4~5枚になったら2回目の間引きを行うこと。
また、植え付けの2週間前に堆肥2~3kg/㎡、苦土石灰100g/㎡をまいて、植え付け1週間には化学肥料100g/㎡をまいて耕し、苗間は50㎝ほどの間隔を空けて植え付ける。この時に周囲の土を株元に寄せ、根鉢と土が密着するように軽く押さえて、たっぷりと水やりをする。
※9月中旬~10月上旬頃にはホームセンターでも苗が購入出来るので、初めて白菜を育てる人は苗から購入するのを勧める。

追肥のタイミング
定植してから2~3週間後に株の周りに1回目の追肥を行い、それから更に2~3週間後の結球開始初期に実施。そして降雨などによって土がだんだんと硬く締まってくるので、周囲の土を耕して空気を送り込むことで水はけが改善する。
※この時に肥料が葉にかかると、肥料焼けを起こすことがあるので注意。

収穫時期
白菜をおいしく仕上げるために欠かせないのが頭縛り。巾着のように紐で縛ることで霜枯れを防ぎ、寒さに弱い白菜の葉を守るための大切な作業。こうすることによって寒い冬の霜や冷気にも負けず、甘みのあるおいしい白菜が作れる。
頭を縛ることでこのままの状態で冬を越すことができ、内側の葉が守られるため2月頃まで保存可能。どの野菜にも言えることだが、手順と方法をしっかり守ればおいしい野菜が作れるし、ぜひこの機会に家庭菜園に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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