家庭菜園で作る春植えジャガイモの育て方
ジャガイモはビタミンCや葉酸、カリウムを豊富に含んでおり、さまざまな料理で活躍する食卓でもお馴染みの野菜。また、家庭菜園初心者でも簡単に育てられることでも知られており、面倒な支柱を立てたり、ネットに絡ませる必要もないので、あまり手がかからないで収穫出来る。

種イモの購入と土作り
ジャガイモは3月の時期になると、ホームセンターや農産物直売所などで種イモが販売されている。春ジャガイモの植え付け時期は、3月~4月中旬に種イモを植え付け、梅雨入り前後の6月~7月上旬に収穫できる。秋植えは8月下旬~9月上旬に行うのが一般的。ただ、種イモの販売期間に植え付け期間が短く、夏から秋の暑さで種イモが腐りやすいので、初心者に向いているのはやはり春ジャガイモ。
土作りは植え付け2週間前に堆肥2~3kg/㎡、苦土石灰50g/㎡をまいてよく耕す。植え付けの1週間前には化学肥料100g/㎡をまいて耕し、60~70㎝ほどの幅の畝をつくる。また、ジャガイモはナス科の野菜なので、ナス・トマト・ピーマンなどを植えた場所に植えると養分が不足してしまい、育ちが悪くなるので場所を変えて植えることを勧める。

ジャガイモの育て方
ジャガイモの植え付け量は4㎡あたり1㎏の量が適量となり、プランターや発泡スチロールの箱で作る場合は2~3個が目安。植えるジャガイモの大きさは1個あたり30~40gくらいが適量でこのくらいの大きさなら丸ごと植えて、それ以上の大きさなら芽が2~4個あるように半分から3つ切り(4つ切り)にする。


切り口には腐り止めとして、ジャガイモシリカをまぶしておく。切った種イモは切り口を下にして7~8cmの深さに植え付け、種イモは40~50cmほど開けて植えること。
植え付け後、発芽して伸びた芽が10㎝ほどの長さに育ったら、生育の良い芽を2~3本残して他の芽を引き抜き、追肥は草丈が15㎝ほど育った頃と花が咲きはじめた頃を目安に追肥する。株元近くの茎や葉が色あせてきたら収穫時期となるが、雨天や雨上がりに収穫すると腐りやすいので、晴天が続いて土が乾いている時に掘り上げる。
ベランダやプランターなどでも気軽に育てることが出来るジャガイモは、それほど手間もかからないので初心者でも比較的育てやすい野菜。この機会にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
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