初心者必見!!クロスバイクのタイヤの空気圧について
クロスバイクのメンテナンスの中でもタイヤの空気圧は、非常に重要な部分になっている。自転車の部品で唯一地面に接触しているタイヤは、空気圧が適正でないと悪影響ばかり及ぼしてしまう。これはもちろん自転車のみでなく、自動車やバイクにも当てはまってくる。
適正な空気圧でないとデメリットばかり
まずタイヤの空気圧を適正に保つメリットは、不意なトラブルのパンクをある程度防げること。地面に接地する部分が少なくなるので軽快に走れる。タイヤの摩擦も減るのでタイヤが長持ちするなどが挙げられる。
ではデメリットはというと前記した通り、パンクのリスクが非常に高くなってしまう。実際パンクの原因の7割がタイヤの空気圧不足とも言われており、その状態で段差などを乗り越えようとすると、チューブが破れてしまうこともある。それにタイヤ内でチューブがズレたり重なったりしてしまい、チューブ同士の摩擦が起きてパンクにつながってしまう。また、接地面積が増えることでガラス破片などの異物も拾いやすくなり、走行性能にも大きな違いが出てくる。
空気圧の調整方法について
タイヤの空気圧に関して初心者が勘違いをしてしまうが、タイヤの空気圧は車種毎には決まっていない。同じようなタイプの自転車でも、装着しているタイヤの種類によって空気圧は変わってくる。

適正なタイヤの空気圧の確認方法は、タイヤサイドに履いているタイヤの情報が表記されているのでわかるはず。推奨空気圧に範囲があるのは実際乗る人の体重が異なるので、体重が軽い人は空気圧は低めに、体重が重い人は高めに空気圧を調整する。
その理由として体重が軽いのに上限まで空気を入れてしまうと、地面からの突き上げが強く感じられ乗り心地にも影響。逆に体重が重いのに空気圧を低くしてしまうと、タイヤがつぶれてパンクのリスクが増してしまう。

空気を入れる前に、乗っている自転車のバルブの種類(英式バルブ、米式バルブ、仏式バルブの3種類が主流)を確認。それぞれポンプ形状やリムの穴も違うので、同じバルブに対応した空気入れを準備しておく。
自転車の空気入れは大きく分けて、ポンプ式・コンプレッサー式の2種類がある。オススメなのはバイクでも使用しているコンプレッサー式で、空気圧が任意の値に調整出来るのに加えて、差し込むだけで空気圧の測定も可能。専用のエアゲージを用いても測定する方法もあるが、どうしてもそれが面倒くさいという人は、実際タイヤに手を触れることでもある程度判断可能。
最後に自転車のタイヤは時間とともに空気が抜けていくので、最低でも2週間に1回はメンテナンスを実施しておきたい。そうすることで日常のトラブルのリスクを回避するだけでなく、より一層快適な自転車ライフが送れるはず。
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