2サイクルゼロハンスポーツバイクの魅力について語る


1999年の排ガス規制により、日本市場から姿を消すことになった2stバイク。今では中古市場でしか購入することが出来ないが、当時は走り屋の代名詞とも言われていたバイク。

2stエンジンと4stエンジンの違いとしては、2stは吸気と圧縮、爆発と排気の2行程をエンジン1回転(ピストン1往復)で行っているのに対して、4stになると吸気・圧縮・爆発・排気の4行程をエンジン1回転(ピストンは2往復)になる。

単純にパワーを求めるなら2stエンジンに軍配が上がり、部品点数も少ないので非常に軽量でコンパクト。ただ、燃費の悪さや排気音自体も大きく、エンジンの構造上仕方ない部分でもあるが、排ガス規制に対応出来ずに惜しまれつつ姿を消していったバイク。

今回はヤマハのRZ50について紹介していきます。


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ヤマハ RZ50の歴史


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RZ50が初めて登場したのは1981年に発売され、2代目は1998年に復活を果たしたバイク。開発コンセプトはビギナー向けのバイク入門マシンとしての位置付けとなるが、原付規格を遥かに超えたオーバースペック性能。

兄貴分のRZ250や、ナナハンキラーの異名を持ったRZ350のDNAを継承しており、レトロな外観からは想像出来ないくらい高い走行性能を誇っていたバイク。緩やかに前傾したライディングポジションは気負わず走りを楽しめ、積載性の高さからストリートでの使い勝手も悪くない。

バイクが4st化されていく中、復刻されたRZ50は最後まで2stとして生き残った貴重なモデル。

原付の域を超えた走行性能の高さ



TZM50・TZR50Rと同じ水冷クランクケースリードバルブ単気筒エンジンを採用しているが、低中速でもトルクフルで扱いやすく6速ミッションを搭載。パワーバンドに入ると4速でもあっという間に60km/hのスピードリミッターが作動してしまい、当時免許取り立ての自分にとっては非常にパワフルなバイクでもあった。

スピードリミッターに関しては、社外品のレース用CDIに換装することで解消され、100km/h近いスピードを叩き出す。原付バイクとしてはかなりハイスペックではあるが、タイヤに車体のサスペンションは峠やサーキットで攻めると不足気味。その理由としてストリート重視にセッティングしてあるのでサスが前後共に柔らかく、ブレーキングにコーナーリング時の安定感に欠ける。

また、タイヤにしても選択肢の幅が狭い為、ハイグリップタイヤが履けないのも難点。NSR50やTZM50と比べるとサーキット性能こそ不足しているが、それでもストリートを走らせる分には十分満足出来るバイク。

個人的にはレースを始める入門用として腕を磨いたバイクでもあり、バイクの基本的なテクニックを身につけることが出来る。メンテナンスは2stならではの気難しい部分はあるが、定期的に清掃・部品交換を行うことで快調に走れる。

今でこそなかなか手が届きづらくなったが、ピーキーな特性のエンジンは今思い返しても感慨深いものがある。

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