温かいもてなしが感じられる「そば工房 風車」


群馬県館林市は良質の小麦がとれることから、歴史的にもうどん食文化が発達してきた地域。江戸時代中頃よりうどんが館林藩の名物として将軍家に献上されたとの記録が残されており、日本有数の水郷である自然豊かなおいしい水の町として栄えてきた。その良質な水で作られる館林うどんは、群馬三大うどんのひとつとしても知名度は高いが、蕎麦もまたおいしい店が揃っている。

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今回紹介する「そば工房 風車」は、すべての工程を自家製粉している手間暇を惜しまない生粋の蕎麦職人。蕎麦粉、野菜、陶器まで手作りの温かいもてなしが感じられる店。挽き方の異なる3種の十割蕎麦を提供しており、地元民からも親しまれている。

アクセス




住所 群馬県館林市東広内町1090-2
電話 0276-75-2420
時間 11:00~14:30(蕎麦が終わり次第終了)
定休日 月曜・火曜・金曜日、祝日

店の場所は群馬県道373号海老瀬館林線沿いにあり、最寄りの東武佐野線渡瀬駅からは徒歩で10分ほどでアクセス可能。

自然光が注ぐ明るい古民家風の店内は、靴を脱いで上がる座敷スタイルとなり40席と広く、大きな窓から溢れんばかりの草花を眺めながらゆっくりと食事が楽しめる。

お品書き


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メニューは和紙に手書きで書かれており、お勧めのかざぐるま三昧(せいろ・田舎・粗挽蕎麦)は3種類の蕎麦が楽しめる。せいろそば、田舎そば、粗挽そば、大根そばは各種天付きも選べ、つけとろそばに鴨せいろ蕎麦(温かいつけ汁)、うどんに関しても豊富に揃っているので選択肢の幅は広い。

サイドメニューの天ぷらは旬の野菜天ぷら、川エビ天、天ぷら盛り合わせ(エビ2本・野菜天)、山菜天盛り合わせ(昼のみの提供)の4種類。各種おつまみはそばがき、から揚げ、鴨焼の3種類。他にも甘味のおばんざいにアルコールを含むドリンク類も完備している。

かざぐるま三昧 1,250円


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かざぐるま三昧はせいろ・田舎・粗挽蕎麦の3種類の味が楽しめる贅沢な蕎麦。細打ちのせいろはコシは控えめとなるが、喉越しが非常に滑らかで食べやすい。甘皮まで挽いた田舎は、風味豊かでコシも強いので食べ応えがある。最後に提供される太打ちの粗挽きは野趣あふれる味わいで、非常にコシが強いのが特徴的で食感が楽しめる。

それに合わさるつゆは鰹本枯れ節と宗田節主体のだし、返しを合わせてやや辛めに仕上げられているが蕎麦との相性も悪くなく、バランスが取れているようにも感じた。また、提供する器はご主人と奥さんの手作りとなり、温かいもてなしの心遣いが随所に表れている。

昔ながらの蕎麦の味が楽しめる風車は年配の方に支持を受けており、若い人が食べるのには物足りなさも感じるかもしれない。

ご馳走様でした。

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