自分でするバイクのブレーキホース交換


車体周りのパーツの不具合は、走行時の違和感や操作性に表れやすい。特にブレーキ関係は安全に直結する重要部品なので、定期的なメンテナンスを実施しておきたい。

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ブレーキホースの役割はブレーキフルード(ブレーキオイル)をマスターシリンダー(フルードの液圧を発生させる装置)から、ブレーキキャリパーをつないでいるホース。油圧でブレーキキャリパーの摩擦材であるパッドを、ディスクローターに押し当てることで減速する仕組みになっている。

ブレーキホースに異常が発生してしまうとフィーリングの変化や、ブレーキが効かなくなったりしてしまい交換が必要になってくる。作業的にはブレーキフルードを全部抜き取ってから交換するので、エア抜きなどの作業に自信がない人はショップに依頼することを勧める。


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ブレーキホースの交換時期と交換工賃


ブレーキホースの交換時期は5年が目安となるが、そのバイクの劣化状態でも大きく変わってくる。ブレーキの点検方法としてはブレーキタッチに異常がないか、レバーを握った時にホースが膨らんだりしないか、ブレーキマスターやキャリパー周りからオイルのにじみや漏れがないかを確認しておく。

ブレーキホースの交換をショップに依頼すると、フロント(リヤ)シングルは4,000円~8,000円、フロントダブルは5,000円~12,000円と高価な部類に入り、カウル付きのバイクや外車の場合は別途料金がかかってしまう。

ブレーキホースの種類


純正バイクで多く採用されているのがゴム質のブレーキホース。特徴としてはホースの曲がりやねじれに強いのが利点であり、ブレーキの効き具合もじわっと効くブレーキタッチになるので、バイク初心者や運転が自信がない人には合っているはず。

カスタムの第一歩としてステンメッシュタイプのホースは、見た目も大きく変わるのでドレスアップ効果が期待される。特徴としては油圧がかかった時にホースが膨らむのを防ぎ、油圧が逃げを少なくしているのでブレーキもキュッとしたタッチ感に変わり、シビアなブレーキングが可能になっている。ただ、ブレーキの制動力自体は変わらないので、自分に合ったブレーキホースを選択することが大事である。

ブレーキホースの交換方法


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作業する前にブレーキフルード(DOT4)、メガネレンチ、スパナ、各種ドライバー、パーツクリーナー、内径4㎜のシリコンホース、ウエス、ペットボトル(フルードを抜く容器)を準備。フルードがこぼれても塗装が傷まないように、周囲をウエスでしっかり保護しておく。

そしてブレーキフルードの抜けを早くするため、マスターのリザーブタンク蓋を開けてから作業する。キャリパーのブリーダーボルトにシリコンホースを差し込みボルトを緩め、ブレーキレバーを握ってブレーキフルードを全部排出させる。

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ブレーキフルードを排出させたら、キャリパーとマスターシリンダーのパンジョーボルトを緩めることで取り外しが可能。

ブレーキホースを取り付ける際は取り回しに気を遣いながら作業し、ホースの取り回しを確認するため仮止めしておく。ブレーキホースの破損の原因にもつながるので、必ず他の部分に干渉がないのを確認してから本締めし、ガスケット類も漏れを防ぐため新品に交換。

ホースが上手くまとまらない時には、社外品のセパレーターを用いることできれいにまとめることが出来るはず。

ブレーキフルードのエア抜き


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まず最初にリザーブタンク内にブレーキフルードを補充しておく。このタイプのブレーキマスターはエア抜き出来る箇所があるので、そこにシリコンホースを差し込んでエアを抜いていく。

ブリーダーボルトを緩めレバーを握り、締めての繰り返しでタンク内のフルードが空にならないよう注意しながら作業することが大事。気泡がなくなったら、同様にキャリパー側のエア抜きも実施して作業終了。

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最後にブレーキホースの交換は作業的にさほど難しくはないが、安全に直結する重要な部分なので定期的なメンテナンスを実施しておきたい。それにカスタムの第一歩として見た目も高級感が増し、現状のブレーキタッチに不満があるなら交換してみてもいいかもしれない。

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