創業から140年の歴史を誇る老舗 九一そば 第一立花
今回は地元では九一の愛称で知られる評判の「九一そば 第一立花」を紹介。
1879年(明治12年)に開業した創業140年の老舗は現店主の茂呂氏が4代目にあたり、当時は手打ちだったが、その後はそば打ち機を使うようになり出前も行っていたという。大正、昭和時代はそばといったら機械打ちが一般的で、なによりそば打ち機は高級品とされていた。
店主が手打ちに戻すにあたって東京の「本むら庵 萩窪本店」で修業を積み、本むら庵のそばが九一だったのもあり、店名に九一を冠するようになったという。
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アクセス
住所 栃木県足利市通6-3222
電話 0284-22-0505
営業時間 11:00~14:30
17:00~19:30
定休日 水曜日
創業時の場所から移転しているので建物自体は古さを感じさせなく、最寄りの足利駅からと徒歩15分ほどでアクセス可能。駐車場は店舗前に5台、裏通りに5台停めれるスペースを確保しているが、若干狭いので混雑時の訪問には注意が必要。
店内の雰囲気
店内はテーブル席に小上がりの座敷席と大人数での訪問にも対応しており、2階の座敷は宴会、法事・慶事など幅広く利用できる。
また、最近ではあまり見かけなくなった矢羽根網の網代天井が印象的で、九一そばの手引きや歴史的背景などが飾られている額が歴史を感じさせる。
お品書き
もり、大根そば(千切り)、ぶっかけ大根おろしそば。冷やしたぬき、つけカレー、かもセイロ、おりひめ(合鴨・鴨汁付き)、天もり、限定10食の限定10食の生粉打ちそば(十割)、かけ、たぬき、玉子とじ、山かけ、カレー南蛮、鶏南蛮、鴨南蛮、天ぷらそば(うどん)、味噌煮込みうどん、鍋焼きうどんが注文可能。
ご飯物は玉子丼、カツ丼、とり天丼、えび天丼、ミックス天丼(海老・とり・かき揚げ)、上天丼(大海老)の7種。サイドメニューも板わさ、もつ煮、玉子とじ豆腐、そばがき、天ぷら、野菜かき揚げ天、とりかき揚げ天、上天ぷらと豊富に揃っている。
限定10食 生粉打ちそば(十割) 900円
細打ちの九一そばが店の売りとしているが、店主一押しの限定十割そばも外せない。北海道音威子府産のキタワセを使用した石臼挽きのそばは風味豊かで、細打ちなのもあって滑らかな舌触りでコシもしっかりしている。
そばつゆは本返しにカツオの亀節、宗田節、サバ節から取った一番だしに本返しを合わせてスッキリとした味に仕上げている。鰹の風味がしっかり効いており、締めの蕎麦湯も濃厚で最後まで楽しめるのも嬉しい。
ご馳走様でした。
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